【mayumiさんのコラム】第4回『ついに入院?』アーユルヴェーダ病院リポート①

[ 2011/06/13 ]

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※当記事はインド・ケーララ州のリゾートスポットであるコヴァラムビーチ在住、mayumiさんのご協力のもと掲載しています。
(参考:【mayumiさんのコラム】第3回『アーユルヴェーダの処方②』

只今、入院中です。(皆さんがこれを読まれる頃には退院している予定です)
前回までのコラムでお薬のお話をさせていただいていたので「やっぱり病気だったの?」とお思いになったかもしれませんが、まだなんとか無事です。以前からの予定通りトリートメントを受け始めただけなんですが、病院に泊まって治療(トリートメントは治療ですからね)を受けるということは紛れもなく入院、というわけで「入院中」です。まぁ正直小さい不調はあったので、この治療で元気になれるかな~という期待はもちろんあるのですが。

レセプション

今回は日本にはない『アーユルヴェーダ総合病院』の様子をお話したいと思います。

私がお世話になっているのはイーストフォートに程近い「VASUDEVA VILASAM」。1884年開業のとても古い病院です。

よく言えばレトロですが、私の病室の窓のガラスが1枚割れっぱなしだったりするのはどうかと・・・さすがインドというところでしょうか。一階には受付があり、数人のドクターの各診療室があり、薬局があり。そして奥の別棟にはトリートメントルームや薬を作る場所、またCANTEEN(食堂)やヨーガをやる場所などもあるようです。

cabin

二階以上が病室です。病室は2タイプあります。1つはキャビンと呼ばれる1泊80ルピーの部屋。ベッドと椅子が一脚あるだけのよく言えばシンプルなお部屋です。もう1つは1泊400ルピーです。ベッドが2つあり、机などもあり、バスルームもあります。ここまでは必要ないですけどね。それに400ルピーって言ったらコーヴァラムビーチ沿いのオンシーズンの一泊の相場ですよ。・・・などと言いつつ、実は私こちらのお部屋を希望したんです。

ですがなかなか空かないようで、空くまではキャビンで、ということで滞在し始めたのですが、全然キャビンでOKでした。だって入院ですもん。来る前は正直「この部屋はインド人じゃなきゃ無理でしょう」などと失礼極まりないことを思っていたんですけどね。ごめんなさい。

いやインド人じゃなきゃ無理でしょう、という問題は部屋ではなく他の部分にありました。「無理」ではありませんが一つは言葉の問題です。ドクターはもちろん英語を話すので問題はないのですが、セラピストさんは片言なので世間話はなかなかできません。ま、世間話しなくてもいいんですけどね。お掃除をしている方などは全く英語はわからないようですが、マラヤラム語でがんがん何かを言ってくるので困ります、というか笑えます。雰囲気で「○○ってことね」なんてこちらも日本語で話しますけどね。

患者別薬

あとは肝心なトリートメントです。私を担当しているセラピストさん二人は恐らくこの道何十年のベテランさんだと思いますが、インド人ならではの大雑把さです。手の圧や手際の良さはさすがだと思うのですが、「熱いっ」なんてことがあっても特に気にもしませんし、セラピスト同士お喋りは当たり前。物を置く音なども“ガーン”とかしょっちゅう鳴り響いていて、彼女たちはまるで気にしないようですがこちらは相当気になります。

シローダーラの後などは彼女たちが患者にお湯をかけて洗うのですが、シャンプーの仕方などは「何十年もこのやり方で患者は何も言わなかったのだろうか?」と思うほどのセンスのなさです。耳の横で平気で髪を泡立てたりするので本気で耳が聞こえなくなります。そして頭の上からザバーっとお湯をかけるだけ、みたいな・・・これで泡が落ちるわけないでしょ、という・・・びっくりです。

私の場合は以前リシケーシュのパンチャカルマセンターで30日間のパンチャカルマを受けた経験があるので、インドの施術が日本のように丁寧でないことや、木のベッドが痛いことなどは知っていたので、まぁこんなもんでしょ、と思えないこともないですが、初めてインドに来た日本人には無理です(笑)今の私にもローカルの病院の施術は結構ツライです。膝にはアザができています(笑)
lunch

 

・・と文句ばかり並べてしまいましたが、何事も経験!と思って楽しんでますのでご心配なく。
それに本当に楽しみもあるんですよ~。それは三度のお食事と一日二回のチャイ。
お食事やチャイがお部屋代に含まれているのかどうかは清算してみないとわからないのですが、含まれていなかったとしても一日50ルピー程度だと思います。

朝7時頃、チャイおじさんがチャイをつぎに来てくれます。そして程なく朝食が配られます。イディアッパム、アッパム、イドリーなど南インドの伝統的な朝食です。
お昼はベジターリーミールスです。内容は毎日全く同じなんですが、味付けが美味しいので毎日楽しみです。
夕方にはもう一度チャイ。チャイがあるとないとでは一日の幸せ度が違います。チャイの必要さにかけては私はもうインド人です。
そして夕食はシンプルにチャパティと野菜カレー。毎日もう明日は飽きるんじゃないかと思いながら、飽きずに美味しくいただいています。

さすがにアーユルヴェーダ病院だと思うのはこの食事のバランスです。
病院内ではノンベジはなく、昼食でなるべく多くの食材、そして6つの味をバランスよく摂れるメニュー構成になっています。
過剰な味付けもなく、このような食事を続けることは健康を維持するためにとても大切なことなんですよね。

次回は治療についてお話させていただこうと思います。

mayumi

■mayumiさんのブログでディープなアーユルベーディックライフをチェック!

※あなたも本格的な医学としてのアーユルヴェーダをケララで体験してみませんか?詳しくは、arinomamatours@gmail.comまで!

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